有機発光ダイオード (OLED) は、有機半導体材料の薄い層によって構成されている超薄型の光源でほとんどすべての色を生成できます。現在まで、OLEDは主としてモバイルデバイスのディスプレイとハイエンドのテレビに使用されてきました。しかしフレキシブルな光源であるOLEDはまったく新しいデザインの可能性を切り開き、ハイエンドの自動車や照明産業でますます注目を浴びるようになっています。
VON ARDENNEは金属箔やポリマー膜、フレキシブルガラスのようなフレキシブル基板上にOLEDを生産するための規模拡大可能なテクノロジーの開発に取り組んでいます。開発は産業界のパートナーや研究機関と協同で行っています。
フラウンホーファー電子・プラズマ技術研究所 (FEP) に設置された当社のパイロット製膜装置R2Flex300は、当社の提携パートナーによって開発された多層膜構造テクノロジーをロール・ツー・ロール製膜を使って幅300mmのフレキシブル基板上に移し替えました。照明目的に適した高効率のホワイトOLEDを生産するのが私たちの目標です。
OLED材料の製膜用の技術的なキーコンポーネントとして当社ではVON ARDENNE線形有機蒸発器を使用しています。
OLED
注目のテクノロジー
概要
用途: organic LEDs
基板形状: flat/rigid, flexible
基板材料: aluminum, flexible glass, glass, polymer
製膜技術: magnetron sputtering down, magnetron sputtering on drum, magnetron sputtering up, magnetron sputtering vertical, thermal evaporation
機能: active OLED layer, contact, TCO
成膜層および層構造: Ag, Al, ITO